WRC 世界ラリー選手権、2020年日本開催決定!!
■世界ラリー選手権・日本開催決定!
2020年に、自動車ラリー競技の世界選手権、世界ラリー選手権の
日本開催が正式にアナウンスされました!
ラリー・ジャパンとして、来年、2020年の11月に開催される予定となりました。
9月27日、WRC世界ラリー選手権の2020年開催スケジュールが発表され、『Rally Japan(ラリー・ジャパン)』がリスト入り。2010年以来にWRCが日本で開催されることが決まった。
(オートスポーツ誌・速報ニュースより)
ラリー・ジャパンの復活を含む、2020年の世界ラリー選手権カレンダーが発表となった。
ワールドモータースポーツカウンシルは今週電子投票を行い、2020年のWRCカレンダーを正式に承認した。
(ラリー専門WEBサイト・RALLY-Xより)
2010年に北海道で開催されて以来、10年ぶりに来年開催予定として、カレンダー入りとなりました。今回は、中部地方の愛知・岐阜のエリアで開催の予定です。
モータースポーツファンとしてうれしくて、エントリーにします。
■WRC 世界ラリー選手権ってなに?
あまり興味のない方向けてに説明すると、
4輪の自動車競技(要はレースとかのモータースポーツですね)には、
いくつか世界選手権があります。
□FIA フォーミュラ1世界選手権(F1) - FIA Formula One World Championship
□FIA 世界ラリー選手権(WRC) - FIA World Rally Championship
□FIA ジュニア世界ラリー選手権 - FIA Junior World Rally Championship
□FIA 世界耐久選手権(WEC) - FIA World Endurance Championship
□FIA 世界ラリークロス選手権(World RX) - FIA World Rallycross Championship
□CIK-FIA 世界カート選手権 - CIK-FIA Karting World Championship
日本で一番有名な自動車世界選手権は、F1でしょうか。
フォーミュラカーという競技専用のクルマ(≒F1選手権ならF1マシン)をチームごとに作って、基本サーキットでレースをします。
時々、公道を締め切って、クローズドコースを作ってレースを行う場合もあります。モナコ公国で行う、モナコグランプリは有名ですね。
フジテレビが長年地上波でも生放送していましたので、見たことはあるかもしれません。
チームごとに毎年新しくF1マシンを作ってレースをしますが、F1に興味のない一般の方からみると、色違いの似ている車にか見えないので、とても寂しいところです。(けっこう違うんですよ)
世界を転戦するので、時差の関係で日本では夜中のことが多く、なかなか生テレビ(web)観戦はしんどい所です。
それに対して。
市販自動車を基に、毎年の規格に基づいて、
ラリー車/ラリーカー(WRCの最上級カテゴリーでは、ワールドラリーカーと呼ばれます)を作って、基本公道で競技をします。
ラリー競技という特殊な形態なので、“ヨーイドン!”とタイムアタックをするのではなく、
ラリー (英: Rally) とは、主に公道でタイムアタックをする自動車競技の一種。ドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)の2名1組が競技車に同乗し、指定された区間を1台ずつ走行して、総合タイムの速さや運転の正確性を競う。
公道で、なおかつ、いくつも区間を作るので、サーキットとは違う大きなエリアで行いますし、競技区間・そして競技区間以外の競技中・移動途中の間のトラブル・故障は、その場で直せない場合が多いので、普通のサーキットレースとは違う戦略が必要となります。
ラリー車にはパンクに備えて、スペアタイアも載っていたりするし、市販車ベースということもあって、F1マシンより身近な競技には見えます。
(ざっくりの見た目ですよ、見た目)
改造部分や、カラーリングの違いはありますが、特にヨーロッパメーカーは、比較的市販車よりのデザインです。 カッコいい。
1年近く世界を転戦するので、開催国によったり、季節によって、戦略が変わりますし、 ラリーカーも見た目が大分変ります。雪の中を走ったり、砂利と砂埃のなかを走ったりします。
現在は、トヨタ自動車が『トヨタ・ガズー・レーシング・ワールドラリーチーム(TOYOTA GAZOO Racing WRT)』として競技に出ているので、日本開催はトヨタの悲願でした。
現在は撤退してしまいましたが、近年では、スバル(SUBARU)や、三菱自動車、スズキ。そして、もう少し過去では日産やマツダも競技に出ていました。
スバルや三菱は、ラリーファンも多くいるので、出ていないのは残念です…。今回開催エリアの愛知・岐阜は、スバルや三菱の地元に近いですしね。
とはいえ、
ラグビーワールドカップに続いて、来年は、東京オリンピック後も、まだまだ世界から応援団が沢山やってくるわけです!
皆さんで楽しみましょう!
■トヨタさん、一部のマスコミさんにお願い
知名度アップを頑張って欲しい所ですが、出来るだけ、正式名称や、正式の略称でアピールしませんか・・・。昨日もテレビの某ニュース番組で見ましたが、世界ラリーって何よ・・・。(すぐ、世界〇〇と略したがる)
スケジュール通りいけば、FIA・国際自動車連盟が発表したように、再来年の2021年(2022年も)も、WRCが日本にやってきます。
せっかくオフィシャルで略称とかもあるわけで、
しっかり根付くために、ちゃんとアピールしませんか・・・?
ちゃんと根付けば、WRCは、たった3文字ですよ!
世界ラリー?とは何だ!とネットでも同じこと思っている人もいますし、
長く根付いてもらいたい。変な略し方は、新聞のテレビの番組表のラテ欄じゃあるまいし。
(知らない人から見れば、ガズーって意味が分かりません)
ファンとしては、長く楽しみたいし、応援したいので、よろしくお願いします。
WRCの成功は、イメージアップと共にヨーロッパなどでの売り上げに直結するという話は有名ですし、もしかしたら、今後ほかの日本メーカーも出てくれたら嬉しいですしね!